海外の看護師資格はどんな形体なの?
海外の看護師の仕事は、日本と大きく異なります。
また、看護師と言う職業そのものに対する社会認識も、日本とは異なるものです。
先進国か、発展途上国か。国の内情によっても、
看護師が受けもつ仕事も大きな変化があります。
看護師という職業一つをとっても、資格が細分化されていることもあります。
日本の場合は看護師という基本の資格の上に、認定看護師や専門看護師がありますよね。
看護師という資格を見ても、正看護師と準看護師に分かれています。
海外ではどうでしょうか。例として、アメリカの看護師制度を紹介します。
日本と共通しているのは、正看護師と准看護師の2つ。
これに加えて、看護助手とNPという資格があります。
4つの看護師の資格は、それぞれ仕事内容が大きく異なります。
中でも最も専門性が高いのが、NP(ナースプラクティショナー)の資格です。
NPになるためには、正看護師資格を取得した後で大学院の教育を受け、
国家試験に合格することが必要です。
この資格を持っていると、処方箋を書いたり病院を開くこともできます。
看護師と言うよりも、医師に近い資格と言えるかもしれません。
一方看護助手とは、看護師ほど専門的な医療の仕事はせず、
看護師の業務をサポートする存在です。患者の食事や入浴、排泄の解除などが主な仕事です。
同じ看護師資格でも、種類によってできる仕事や求められる役割が大きく異なります。
国によって看護師の資格の形態、その仕事内容は異なりますから、
事前にきちんと調べておくことが大切です。